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【コラム】非常用発電機「とりあえず点検」でOK?3つの盲点とは
非常用発電機を管理している施設担当者の方の中には、
「定期点検はしているから大丈夫」
「業者が見ているので問題ないはず」
と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、点検を実施していても停電時に発電機が正常に作動しないケースは少なくありません。
その原因の多くは、日常点検では見落とされやすいポイントにあります。
今回は、非常用発電機の管理でよくある
『見落としがちな3つの盲点』を解説します。
盲点①無負荷運転だけで安心してしまう。
非常用発電機の点検では、
エンジンを始動して動作確認を行うことがあります。
しかし、この時に行われるのは『無負荷運転(発電機に負荷をかけない運転)であることが多く、実際の停電時の状況とは異なります。
無負荷運転だけでは、
・発電機が定格出力を出せるか
・実際の電気設備を支えられるか
・エンジンが安定して運転できるか
までは確認できません。
そのため、いざ停電が発生した際に出力不足や停止が起きる可能性があります。
盲点②バッテリーや燃料の状態まで把握していない
非常用発電機はバッテリーで始動します。
しかし、
・バッテリーの劣化
・端子の腐食
・充電不足
などがあると、停電時に発電機が起動しないことがあります。
また、長期間保管された燃料は劣化することがあり、
燃料フィルターの詰まりや燃料不良の原因になることもあります。
これらは外観点検だけでは判断が難しいポイントです。
盲点③点検結果の内容を十分に確認していない
点検後に提出される点検報告書は、
設備の状態を把握するための重要な資料です。
しかし、実際には
・内容を詳しく確認していない。
・異常の指摘があっても対応が先送りになっている。
・過去の点検履歴を整理していない。
といったケースも見られます。
非常用発電機は長時間使用されない設備だからこそ、
日頃の記録管理が重要になります。
非常用発電機は「動くはず」ではなく「動く状態を維持する」設備
非常用発電機は、普段使う設備ではありません。
そのため、
・点検はしている
・エンジンはかかる
という状態でも、実際の停電時に正常に運転できるとは限らないのが現実です。
重要なのは、「動くはず」ではなく「確実に動く状態を維持すること」です。
まとめ | 点検内容を見直すことも重要
非常用発電機の管理では、
・点検内容が設備に合っているか
・負荷を想定した確認が行われているか
・整備や部品交換のタイミングは適切か
といった視点で見直すことが重要です。
もし、
・現在の点検内容で十分なのか不安
・負荷運転を実施した方がよいのか判断できない
といったお悩みがある場合は、専門業者に相談するのも一つの方法です。
ボントン株式会社では、非常用発電機の点検や負荷運転に関するご相談にも対応しております。
機になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
