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【コラム】非常用発電機が動かない原因とは?トラブルと対策を解説
非常用発電機は「いざという時の最後の砦」です。
しかし実際には、
・定期点検をしていたのに動かなかった
・試運転では問題なかったのに停電時に起動しなかった
というケースは少なくありません。
なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか。
今回は、現場で実際によくある
“動かない原因5選”を解説します。
①バッテリー劣化・電圧不足
最も多い原因です。
非常用発電機はバッテリーで始動します。
しかし、
・経年劣化
・充電不足
・端子の腐食
などがあると、セルモーターが回らず起動できません。
月例点検だけでは劣化の進行を見逃すこともあります。
②燃料の劣化・詰まり
軽油は長期保存すると劣化します。
・水分混入
・スラッジ(沈殿物)の発生
・フィルター詰まり
これにより、エンジンは回っても安定運転ができません。
「燃料が入っている=安心」ではないのです。
③長期間の無負荷運転
無負荷運転だけを続けていると、
・カーボン堆積
・燃焼不足
・出力低下
といった問題が起こることがあります。
いざ負荷がかかった瞬間に止まる、というケースは珍しくありません。
④冷却系・潤滑系の不具合
・冷却水不足
・ラジエーター詰まり
・オイル劣化
これらはエンジン保護機能が作動し、強制停止の原因になります。
外観点検だけでは判断が難しい部分です。
⑤制御盤・センサー異常
近年の発電機は電子制御が主流です。
センサーの誤作動や配線トラブルがあると、安全装置が作動し始動できません。
この部分は専門知識が必要になります。
なぜ「点検しているのに」止まるのか?
多くの場合、
✔書類上は問題なし
✔無負荷試運転は実施
✔外観異常なし
という状態です。
しかしそれでも、
「実際の負荷を想定した確認」が不足していると
本当の状態は分からないことがあります。
こんな症状があれば要注意
・始動までに時間がかかる
・白煙、黒煙が目立つ
・回転が安定しない
・異音がある
・バッテリー交換歴が不明
ひとつでも当てはまる場合、
点検内容の見直しを検討するタイミングかもしれません。
非常用発電機が起動しない時の確認ポイント
停電時に非常用発電機が起動しない場合、次の項目を確認します。
・バッテリー電圧は正常か
・燃料残量と劣化状況
・エラー表示の有無
・最近の点検内容
これらを確認しても原因が特定できない場合は、専門業者による点検が必要です。
まとめ | “動くはず”ではなく“動く状態か”を確認
非常用発電機は、
動くことが前提ではなく、動かせる状態を維持することが管理の本質です。
もし、
・現在の点検愛用で十分か不安
・負荷運転を実施すべきか迷っている
・更新か整備か判断できない
といったお悩みがあれば、専門家への相談も有効です。
ボントン株式会社では、設備状況に応じた点検・負荷運転のご提案を行っています。
まずはお気軽にご相談ください。
