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内部観察と負荷試験の違い
ー 非常用発電機の点検、何が分かって何が分からないのか ー
非常用発電機の点検について調べていると、
「内部観察」や「負荷試験」といった言葉を目にすることがあると思います。
しかし現場では、
・違いがよく分からない
・どちらかだけで十分では?
・両方必要と言われる理由が分からない
と迷われる担当者の方も少なくありません。
このコラムでは、内部観察と負荷試験の役割の違いを整理し、
それぞれで「何が分かり、何が分からないのか」を明確にします。
◆内部観察とは何をする点検か◆
内部観察とは、
非常用発電機のエンジンや発電機内部を中心に、
部品や状態を目視・確認する点検です。
主に以下のような内容を確認します。
・部品の摩耗や損傷
・オイルや冷却水の汚れ・漏れ
・配線・端子の緩み
・腐食や錆の発生
・異物混入の有無
内部観察は、「今の状態を把握する」ための点検であり、
異常の兆候を早期に発見することが目的です。
◆内部観察で分かること・分からないこと◆
内部観察で分かるのは、
・目に見える劣化や異常
・経年劣化の進み具合
・整備が必要になりそうな部位
といった、静的な状態です。
一方で、
・実際に負荷をかけたときの挙動
・運転中の温度上昇や振動
・定格出力を維持できるか
といった運転中の性能は分かりません。
◆負荷試験とは何をする試験か◆
負荷試験は、
非常用発電機に実際の使用を想定した電気的負荷をかけて運転し、
「本当に使えるか」を確認する試験です。
確認できるのは、
・エンジンが安定して回るか
・発電機が必要な電力を供給できるか
・異常な温度上昇や振動がないか
・長時間運転に耐えられるか
といった動的な性能です。
◆負荷試験で分かること・分からないこと◆
負荷試験で分かるのは、
・停電時に近い条件での動作確認
・隠れていた不具合の顕在化
・運転時の安全性や安定性
です。
一方で、
・内部部品の細かな摩耗
・今後どの部品が先に劣化しそうか
といった将来予測は難しい場合があります。
◆内部観察と負荷試験は役割が補完関係◆
内部観察と負荷試験は、
どちらが上・下という関係ではありません。
・内部観察→状態を見る
・負荷試験→動作を確認する
この2つを組み合わせることで、
「見た目は問題ないが、動かすと止まる」
「動くが、内部は限界に近い」
といった単独では見落としやすいリスクを防げます。
◆どちらか一方だけでは不安が残る理由◆
内部観察だけでは、
「動かしたときの不安」が残ります。
負荷試験だけでは、
「今後の劣化や劣化や内部状態」が見えません。
非常用発電機は、
使わない時間のほうが圧倒的に長い設備だからこそ、
両方の視点が必要になります。
◆まとめ | 点検の目的を理解することが大切◆
内部観察も負荷試験も、
目的は同じです。
『非常時に、確実に非常用発電機を動かすこと』
そのために、
・内部観察で状態を把握し、
・負荷試験で実働を確認する
この考え方が、
無理のない管理と安心につながります。
ボントン株式会社にご相談ください
「内部観察だけで十分なのか分からない」
「負荷試験をどのタイミングで行うべきか迷っている」
そんなときは、ボントン株式会社までご相談ください。
設備状況や運用実態に合わせて、
必要な点検・試験内容を分かりやすくご提案いたします。
