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2026.01.30

内部観察と負荷試験の違い

ー 非常用発電機の点検、何が分かって何が分からないのか ー

 

非常用発電機の点検について調べていると、

「内部観察」や「負荷試験」といった言葉を目にすることがあると思います。

 

しかし現場では、

・違いがよく分からない

・どちらかだけで十分では?

・両方必要と言われる理由が分からない

 

と迷われる担当者の方も少なくありません。

 

このコラムでは、内部観察と負荷試験の役割の違いを整理し、

それぞれで「何が分かり、何が分からないのか」を明確にします。

 

 

◆内部観察とは何をする点検か◆

 

内部観察とは、

非常用発電機のエンジンや発電機内部を中心に、

部品や状態を目視・確認する点検です。

 

主に以下のような内容を確認します。

・部品の摩耗や損傷

・オイルや冷却水の汚れ・漏れ

・配線・端子の緩み

・腐食や錆の発生

・異物混入の有無

 

内部観察は、「今の状態を把握する」ための点検であり、

異常の兆候を早期に発見することが目的です。

 

 

◆内部観察で分かること・分からないこと◆

 

内部観察で分かるのは、

・目に見える劣化や異常

・経年劣化の進み具合

・整備が必要になりそうな部位

 

といった、静的な状態です。

 

一方で、

・実際に負荷をかけたときの挙動

・運転中の温度上昇や振動

・定格出力を維持できるか

 

といった運転中の性能は分かりません。

 

 

◆負荷試験とは何をする試験か◆

 

負荷試験は、

非常用発電機に実際の使用を想定した電気的負荷をかけて運転し、

「本当に使えるか」を確認する試験です。

 

確認できるのは、

・エンジンが安定して回るか

・発電機が必要な電力を供給できるか

・異常な温度上昇や振動がないか

・長時間運転に耐えられるか

 

といった動的な性能です。

 

 

◆負荷試験で分かること・分からないこと◆

 

負荷試験で分かるのは、

・停電時に近い条件での動作確認

・隠れていた不具合の顕在化

・運転時の安全性や安定性

 

です。

 

一方で、

・内部部品の細かな摩耗

・今後どの部品が先に劣化しそうか

 

といった将来予測は難しい場合があります。

 

 

◆内部観察と負荷試験は役割が補完関係◆

 

内部観察と負荷試験は、

どちらが上・下という関係ではありません。

 

・内部観察→状態を見る

・負荷試験→動作を確認する

 

この2つを組み合わせることで、

 

「見た目は問題ないが、動かすと止まる」

「動くが、内部は限界に近い」

 

といった単独では見落としやすいリスクを防げます。

 

 

◆どちらか一方だけでは不安が残る理由◆

 

内部観察だけでは、

「動かしたときの不安」が残ります。

 

負荷試験だけでは、

「今後の劣化や劣化や内部状態」が見えません。

 

非常用発電機は、

使わない時間のほうが圧倒的に長い設備だからこそ、

両方の視点が必要になります。

 

 

◆まとめ | 点検の目的を理解することが大切◆

 

内部観察も負荷試験も、

目的は同じです。

 

『非常時に、確実に非常用発電機を動かすこと』

 

そのために、

・内部観察で状態を把握し、

・負荷試験で実働を確認する

 

この考え方が、

無理のない管理と安心につながります。

 

 

ボントン株式会社にご相談ください

 

「内部観察だけで十分なのか分からない」

「負荷試験をどのタイミングで行うべきか迷っている」

 

そんなときは、ボントン株式会社までご相談ください。

設備状況や運用実態に合わせて、

必要な点検・試験内容を分かりやすくご提案いたします。

 

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